金属サイディングは苫小牧でも近年外壁材として人気があり、優れた性能とコストパフォーマンスが高いことから注目を集めています。最近ではリフォームでの需要も増えています。この金属サイディングは具体的にどのような特徴があるのか。また塗装などのメンテナンスはどのようにすればいいのかなど、メリット・デメリットも合わせて解説します。
金属系サイディングとは
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属板を加工した外壁材です。
他の外壁材と比べてとても軽く、外壁材として多く使用されているモルタルの重量は約36.4㎏/㎡、窯業系サイディングは約17.3㎏/㎡に対し、金属系サイディングは約3.6~7㎏/㎡と約1/3~1/10と非常に軽い外壁材です。また、耐用年数が30~40年と長いのも、金属系サイディングが人気の理由の一つです。
金属系サイディングのメリットデメリット
特徴(メリット)
断熱性が高い
金属は熱を保持しやすいという性質があり、金属サイディングは表面にメッキ塗装が施された鋼板で、芯材に断熱材が使用されています。そのため、窯業系などの外壁材や、モルタルと比較すると5~50倍と、驚くほど断熱性が高くなっています。
耐震性が高い
金属系サイディングは、ほかの外壁材に比べて軽量なので、住宅への負担が少ないです。住宅への負担が少ないため、地震の際も倒壊する確率が低くなります。
防水性が高く、凍害に強い
金属サイディングは表面が金属板であるため、水分が内部まで含まないので凍害に強いです。
防音性が高い
断熱材と一体型の金属サイディングは、防音性にも優れています。
断熱材付きではない金属サイディングはたちまち断熱効果と遮音効果が悪化します。
ガルバリウム鋼板の屋根と外壁を検討されている人は必ず断熱材一体型の商品を採用してください。
特徴(デメリット)
サビが発生しやすい
金属はサビ防止のため上から塗装を施しているものの、塗装の剥がれによってがサビが発生します。
傷が付きやすい
金属サイディングは傷が付きやすい素材です。
金属系サイデイング外壁材と相性の良い塗料は…
金属系サイディングは、表面が高温になりやすい性質もあります。そのため弾性塗料は不向きです。
外壁が高温になると弾性塗料の塗膜は膨らんでしまい、塗料と外壁が密着できない状態になり、剥がれの原因になります。
錆が一番の大敵である金属系サイディングには、塗装が取れないように、付着性を高めるシーラーやプライマー(下塗り塗料)を選ぶことが大切です。
特に最近の金属系サイディングには汚れが付着しにくいフッ素コートなどがされている場合が多いため、上からの塗料が付着しにくいことも多くあります。
※ 弾性塗料とは…引っ張るとゴムのように伸びる柔らかな塗膜となる塗料のこと。
金属サイディングのメンテナンス
金属サイディングのメンテナンスが必要かどうかは、劣化症状から見極めることもできます。
- 表面の傷やサビ
- 色あせ(チョーキング)
- コーキングの劣化
- カビやコケ汚れ
■表面の傷やサビ
表面の塗料が紫外線などによって劣化し、金属部分に雨水が当たるとサビが発生してしまいます。特に傷が付いた箇所に赤や白などのサビが発生しやすいです。一部にサビが全体に広がる可能性があります。
■色あせ(チョーキング)
金属サイディングの表面は紫外線により色あせが生じます。劣化が進むと塗料に含まれる顔料が粉のようになって現れます。
■コーキングの劣化
コーキングの劣化は防水性を弱め、錆の原因になります。コーキング付近の金属サイディングは切断・加工された側面になり、錆びやすいです。
■カビやコケ汚れ
金属系サイディングには苔や藻、カビが生えづらいのですが、条件次第では発生します。サビの原因となり錆から内部へ影響を及ぼす可能性があります。
最後に
住宅塗装に使われる塗料は、含まれる樹脂の成分によって特徴や耐用年数、価格も変わります。ご自身のご予算、目的に応じたものを選ぶべきですが、金属系サイディングの大敵はサビになります。それ故、弾性塗料は避け、付着性の高いシーラーを選ぶようにしましょう。
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