我が家は窯業系サイディング外壁なんだけど、どんな塗料がいいのか分からない…「おすすめの塗料はどれ?」「どの塗料を選べばいいの?」と気になって調べている方も多いのではないでしょうか?
窯業系のサイディングは住宅の外壁材の中で最も多く使用されているサイデイング外壁ですので、これに合った塗料は豊富に存在します。しかし、メリット・デメリットを理解し、外壁塗装で失敗しないために知識を身につけておきましょう。
窯業系サイディング外壁材とは
窯業系サイディングは、セメント質原料を主成分として製造されるもので,パルプやポリプロピレン繊維などを添加して板状に成形したものです。このサイディングパネル自体に防水性はないので、養生・硬化させた後、アクリル樹脂やウレタン樹脂などを工場で焼き付け塗装して防水性を保っています。

特徴
窯業系サイディングは、表面の塗装の防水機能が衰えると、サイディングに水がしみ込み劣化していき、最終的には構造部分にまで雨水の浸入を許し、凍害を生じる場合があることが欠点となっています。
また、パネルを貼り付けているビスの劣化や、パネルの継ぎ目のシーリング材の劣化による浸水も考えられますので、注意が必要です。更には、熱をためやすく、それが原因で塗膜が膨れる場合や、蓄熱と雨の浸透と乾燥の繰り返しでサイディングパネルが反ることがあります。
しかし、窯業系サイディングはデザインのバリエーションが豊富で価格帯が広いため,選択の自由度が高いことが特徴です。
特徴(メリット)
- 安価で初期費用を抑えられる(3,000円/㎡~)
- デザインのバリエーションが豊富
- 耐火性に優れている
- 施工が簡単
特徴(デメリット)
- 防水機能がやや低い
- 蓄熱性が高い(塗膜の剥がれ、ボードの反り)
窯業系サイディングにおすすめの塗料
上述の通り、窯業系サイディングはそれ自体に防水性はなく、表面塗装とシーリングにより防水機能を果たしています。湿気だけを通過させる塗膜をもつ透湿性の高い塗料を使用することをお薦めします。
目的に合った塗料選びが大切
窯業系サイディングは、透湿性の高い塗料を選ぶことをお勧めしましたが、塗料にも様々なグレードがあり、塗料によっては10年もつもの、20年もつものなど様々です。
外壁塗装は10年に1度を目安に再塗装することが一般的ですが、「これを最後の塗装にしたい」「とにかく安く抑えたい」「定期的にメンテナンスしたい」など人それぞれの考え、目的があります。ライフプランに合わせたグレードを選びましょう。
注意点
- ビスやシーリングも劣化してきますので、合わせてメンテナンスが必要です。
- 塗料選びの際には、口での説明だけでなくメーカーが出している塗料カタログも一緒に見せてもらいましょう。窯業サイディングが適用下地と記載されているか確認してみてください。
塗り替えメンテナンスの目安

表面が色あせている

チョーキングが発生している

パネルが反って浮いている

シーリングのひび割れ

サイディングひび割れ
最後に
外壁材として日本でもっとも多く使用されている窯業系サイディングは、色やデザインの種類が豊富で、耐火性に優れているといったメリットがあります。その反面、定期的なメンテナンスをしなければ、防水性を保てなくなる点には注意が必要で、メンテナンスは防水機能が衰える前に早めにおこなうことが、窯業系サイディングを長持ちさせる秘訣です。
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