外壁塗装用の塗料は、どんどん技術革新が進んでおり、性能の高い多くの塗料がありますので、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。もちろん自分の家に合った用途の塗料を選ぶべきですが、今回は今注目されているガイナ塗料について解説していきます。
※本記事は株式会社日進産業より抜粋
ガイナ塗料とは
宇宙開発で培われた最先端の技術を取り入れて誕生した(株)日進産業の製品「GAINA(ガイナ)」は、断熱性能に特化した種類のセラミックを中心に、アクリルシリコン樹脂とのハイブリットにより塗料化することに成功した機能性環境改善塗材です。
塗るだけで断熱を可能にしたほか、遮熱・結露防止・防音・防汚・空気質改善などの機能を発揮します。
機能(メリット)
寒さ対策 断熱・保温
ガイナを建物の外部に塗布すると、外気温度とガイナの塗膜面の温度差が小さくなり、熱の移動を最小限に抑えられます。
暑さ対策 遮熱・断熱
ガイナを建物の外部に塗布すると、日射を効率良く反射し、夏季建物内が暑くなる原因となる熱の発生を抑えます。
騒音対策 遮音・防音
ガイナの塗膜は密度の高い特殊セラミックの中に、空気を含んだ球体の多層で構成されています。音はこの特殊セラミックで反射し、空気で減衰を繰り返す構造になっています。
耐久性 防火性
耐久性が約15年~20年と高いことでも知られています。一般的な塗料と比較すると2倍以上もの耐久性があり、更には不燃材料の塗料であり、国土交通省からも認定を受けている優良塗料で、塗装メンテナンスも少なく済むメリットがあります。
機能(デメリット)
費用が高い
通常のシリコン塗装であれば外壁塗装は、一般的に60万~100万前後。けれどもガイナ塗料だと、90万~150万前後と1.5倍ほどと割高です。
ツヤ有りの塗装はできない
ガイナ塗料は、全てツヤ無しのマットな仕上がりになります。
カラーバリエーションが少なく、薄い色味
52色がラインナップされていますが、黒のような濃い色は熱を溜め込むため、断熱性が売りのガイナ塗料では採用できません。
塗料 | 耐用年数 | 価格帯 | 耐候性 | 防カビ 防藻性 | 低汚染性 | 遮熱性 |
---|---|---|---|---|---|---|
アクリル塗料 | 約5~8年 | 1,000~1,800円/㎡ | △ | △ | △ | △ |
ウレタン塗料 | 約7~10年 | 1,500~2,500円/㎡ | △ | △ | △ | △ |
シリコン塗料 | 約10~13年 | 1,800 ~ 3,500円/㎡ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ラジカル塗料 | 約12~15年 | 2,500~3,200円/㎡ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
フッ素塗料 | 約15~20年 | 3,000~4,800円/㎡ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
無機塗料 | 約20~25年 | 3,500~5,000円/㎡ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ガイナ塗料は補助金の対象になるかも?
ガイナ塗料は遮熱・断熱塗料なので、地域や国が行う補助金事業の対象となる場合があります。残念ながら2023年の苫小牧市での補助金は対象となっていませんが、長期優良住宅化リフォーム推進事業など数十万円の補助金が出る可能性がありますので、都度、チェックしてみて下さい。
最後に
ガイナ塗料は多くの性能があり、遮熱、断熱でお家を快適な温度に保ってくれ、温度の上下が少ない分、省エネにも繋がります。また、室内にガイナ塗料を使うと、結露を抑えてくれて、空気洗浄効果もあり、私たちの健康にも優しい塗料です。
多くの性能や耐久性が高いことから、初期費用が高額になってしまうデメリットはありますが、トータルコストで考えると高価な塗料ではありません。
私たちアイキョウは苫小牧を中心とし、プロフェッショナルな職人・営業を揃え、高クオリティな塗装工事をお約束します。
お客様の窓口として、お客様のニーズに応える最適な手法を見出し、案件全体の指揮をとる営業スタッフと、現場で最大限の技術を提供する職人がいます。現地調査からお見積もり、施工、アフターサービスにいたるまで全てを自社と協力会社との連携で管理し、それぞれの領域のプロが個々の力を出し合いお客様の理想を叶えるために、一丸となって取り組みます。
個々のプロの力を合わせて作り上げるチームワークを基盤とした総合力は私たちの強みです。