現在、ご自宅の塗装工事をお考えの方がご覧になられていることと思います。費用相場と言っても一概には言えませんが、平均的な30坪の住宅の場合は50万円~120万円ほどとなっています。外壁塗装・屋根塗装はどの業者に依頼するかがその先10年以上のマイホームに影響してきますので、業者選びは特に慎重に行う必要があります。
外壁塗装の費用の内訳
外壁塗装の価格の内訳は、外壁塗装の内容や使用する塗料、工法や外壁面積、そして現状などによって変わります。
- 面積(m2)
- 使用材料(塗料など)
- 工法
- 現在の塗膜の状況(傷み具合)
一度お家の下見調査をしなければ、正確な見積り価格を提出するのは大変難しいです。
1.面積
平均的な30坪のお家の例を見ていきましょう。
外壁塗装での「30坪」とは、1階と2階の床面積の合計(延床面積)で、30坪=99㎡になります。
(1坪=畳2枚分の3.3㎡)
外壁全体の面積から窓や扉などの塗装を行わない部分を引き、バルコニーや屋根の三角妻面などの追加の塗装部分を足すと外壁塗装の面積になります。
【外壁全体の面積】-【窓などの塗装しない面積】+【追加塗装面積】=【外壁塗装面積】
~30坪のお家の面積例~
【外周】×【高さ】=【外壁全体の面積】
【外壁全体面積】1F(30m×3m)+2F(26m×3m)=168㎡程度
【窓などの塗装しない面積】21㎡
【追加塗装面積】5㎡
【外壁全体 168㎡】-【窓など 21㎡㎡】+【追加塗装 5㎡】=【外壁塗装面積 152㎡】
30坪程度の【外壁塗装面積:152㎡】
同じ30坪でも建物の形が違うと外壁塗装面積も変わります。
~長方形の物件の場合~
【外壁全体面積】28.2m×6m=169.2㎡程度
【窓などの塗装しない面積】42㎡
【追加塗装面積】16㎡
【外壁全体 169.2㎡】-【窓など 42㎡㎡】+【追加塗装 16㎡】=【外壁塗装面積 143.2㎡】
2.使用材料(塗料など)
ウレタン塗料(価格:低)
シリコン塗料が一般的になる前に普及していた塗料。耐用年数は8年~10年程度
シリコン塗料(価格:中)
スタンダードな塗料。耐用年数は10年~15年程度。アクリルシリコン樹脂を主成分とする塗料で、価格のわりに性能が優れていることから、現在は外壁塗装に最も多く採用されています。
ピュアアクリル塗料(価格:高)
ピュアアクリル塗料は、アクリル塗料から不純物を完全に排除した特殊な塗料です。防水性に優れており、耐候性も高い。耐用年数は、12~15年。
光触媒塗料(価格:高)
塗料には酸化チタンが含まれており、日光に反応して汚れを分解する効果があります。雨によって分解された汚れは流れるため、メンテナンスの手間を減らすことが可能です。耐用年数は15年。
フッ素塗料(価格:高)
フッ素樹脂を主成分とする塗料です。耐用年数は15年~20年と長く、最高級のグレードを誇りますが、価格は高いです。
無機塗料(価格:高)
耐用年数は主成分となる樹脂の種類によっても異なりますが、フッ素樹脂配合の無機塗料は18年~22年と、フッ素樹脂塗料よりも長くなっています。
3.工法
手塗り
職人がハケやローラーを使って手作業で塗っていく従来の工法です。
メリットは、塗装時に騒音の可能性が低く、塗料が飛散することが少ない点です。
吹き付け塗装
吹き付け塗装とは、塗料を機械で噴射して放射状に塗装する工法です。
メリットは、均等に塗装ができる美しい仕上がりとなる点や、広範囲を塗るのなら作業時間が短縮できることです。
デメリットは塗装時に騒音が響くことや、塗料が飛散しやすい点です。
外壁のリフォームには塗装をするという方法だけでなく、カバー工法・張り替え工事という選択肢もあります。外壁カバー工法は、元々ある外壁に、新しい外壁材を上張りする工事で、外壁の下地などに劣化が見られるといった場合は、張り替え工事になることが考えられます。
4.現在の塗膜の状況(傷み具合)
まったく劣化しない外壁は存在しません。劣化の進行スピードが遅い耐久性に優れた外壁もありますが、劣化しないわけではありません。どんな外壁も、必ず劣化は進行します。
劣化の進行具合によっては外壁塗装の前に部分補修が必要であったり、更には進行具合が激しければ外壁塗装では間に合わず「重ね張り」や「張り替え」による補修が必要なケースもあります。
その他の工事費
外壁塗装を行うためには、塗装の他にも足場の設置や養生などを行う必要がありますので、付帯費用が発生します。
- 足場、メッシュシート
- 養生
- 高圧洗浄
- コーキング打ち替え
- 軒天・破風・雨どい塗装
- 現場管理費
まとめ
外壁塗装の平均相場は50万円から120万円ほどですが、各お家によって状況は様々です。一度お家の下見調査をしなければ、正確な見積り価格を提出するのは大変難しいです。外壁塗装や屋根塗装は、その日の気温や湿度に大きく左右されます。気温や湿度によっては、外壁塗装を行うことができないこともあり、特に苫小牧では冬場は外壁塗装ができません。苫小牧市は他の地域と比べると塗装に適した時期は短く、新しい住宅が建て続けており、同じ時期に塗装する家屋が集中することから、順番待ちになることもあります。
苫小牧市で、外壁塗装を検討しているなら、ぜひアイキョウにご連絡ください。お客様の御要望をお聞きし、お住まいの状況をきちんと調査した上で、適切なご提案をさせていただきます。